ぎっくり腰という言葉を、聞いたことがある方は多いと思います。
周りの方がぎっくり腰になり、とてもつらそうにしている姿を見たことはありませんか。
ぎっくり腰になると、よく聞くのが「一度やったら癖になるよ」という言葉です。では、本当にぎっくり腰は一度なると繰り返しやすくなるのでしょうか。
また、実際にぎっくり腰になったときは、どのように対処すればよいのでしょうか。そして、つらいぎっくり腰を繰り返さないためには、普段から何に気をつければよいのでしょうか。
今回は、神戸市灘区のまつだ鍼灸整骨院が、ぎっくり腰が「癖になる」といわれる理由や、発症したときの対処法、さらに再発を防ぐために大切なことについて、詳しく解説していきます。
ぎっくり腰は本当にクセになる?|神戸市灘区の鍼灸師が解説
神戸市灘区にある、まつだ鍼灸整骨院へ腰を痛めて来院された方から、
よく聞かれるのが、「ぎっくり腰の患者さんは、ほかにも多いですか?」という質問です。
毎週のように来院されるわけではありませんが、ぎっくり腰でお困りの方が来られることはあります。
私はこの仕事に携わって20数年になりますが、比較的軽いぎっくり腰の方から、身動きが取れないほど強い痛みが出た方まで、さまざまな状態をみてきました。
ぎっくり腰になった方が特に心配されるのが、「ぎっくり腰は、一度なると癖になるって本当ですか?」ということです。
ぎっくり腰は、必ず癖になるわけではありません。
腰の状態を丁寧に確認し、その状態に応じた施術や日常生活の見直しを行うことが、繰り返す可能性を減らすことにつながります。
痛みが治まっても「腰が元に戻った」とは限らない
ぎっくり腰で気をつけたいのが、痛みがそれほど強くない軽度の場合です。
「とりあえず湿布を貼り、2、3日我慢していると、自然に痛みが引いた」ということもあります。
これは、時間の経過とともに筋肉や関節周辺の緊張などが和らぎ、痛みが徐々に軽くなってきたためと考えられます。
しかし、痛みが治まったからといって、腰の状態がすべて元に戻ったとは限りません。
ぎっくり腰を起こした背景には、腰椎の椎間関節をはじめ、骨盤や股関節などの動きの悪さが関係している場合があります。
身体の動きの偏りや、腰に負担がかかりやすい状態が残っていると、重い物を持ったときや急に身体を動かしたときに、再びぎっくり腰を起こす可能性があります。
このように、以前と同じような腰の痛みを繰り返すことで、「ぎっくり腰が癖になった」と感じるのです。
骨盤・股関節・背中の動きが、腰に負担を集めていることも
ぎっくり腰に限らず、腰の痛みで来院された方の身体を確認するとき、
特に注意してみるのが、背中の関節の動きと、骨盤・股関節の状態です。
なぜなら、腰以外の部分に生じた動きの悪さが、腰への負担に関係している場合があるからです。
動きの悪くなった胸椎や腰椎、骨盤の仙腸関節、股関節などの動きを整えることで、関節がスムーズに動きやすくなります。
それに伴い、関節を支えている筋肉への余分な負担が減り、筋肉の緊張が減少し痛みが和らぐことを目指します。
痛みの原因となった動作によって、背中や腰、骨盤、股関節などに負担がかかり、
その結果として、腰に痛みが生じている場合があります。
仕事や家事の姿勢、疲労の蓄積が再発の引き金になる?
神戸市灘区にある、まつだ鍼灸整骨院では、一度ぎっくり腰で施術を受けた方が、
その後、日常生活での姿勢や疲労によって再び強い腰痛を起こしにくい状態を目指して、施術を行っています。
腰椎の関節や骨盤の動きを整えることで、仕事や家事などの日常的な姿勢や疲労による負担が腰にかかりにくくなり、
ぎっくり腰のような強い痛みを起こしにくい身体の状態を目指します。
まつだ鍼灸整骨院で、患者さんの状態に合わせた施術を受けていただくことで、
日常生活の中で強い腰痛を起こしにくい状態へ近づけていくことが期待できます。
ただし、身体が対応できる範囲を超えた強い動作や急な動作をすれば、再びぎっくり腰を起こすことはあります。
その場合は、以前の状態がそのまま再発したのではなく、新たな強い負担をきっかけに、ぎっくり腰が起こった可能性が考えられます。
ぎっくり腰がクセになったらどうする?神戸市灘区の鍼灸師が行う対処法
一般に「ぎっくり腰」と呼ばれる状態は、急性腰痛症といわれます。
では、ぎっくり腰、つまり急性腰痛症とは、どのような状態なのでしょうか。
症状がひどい場合には、動き始めに激しい痛みが出たり、痛くてゆっくりとしか歩けなかったりすることがあります。
こうした状態が、痛みの強いぎっくり腰です。
それでは、痛くて動こうとしても動けないほどのぎっくり腰や、ゆっくりであれば動ける比較的軽いぎっくり腰など、
それぞれの状態に応じた対処法について考えていきたいと思います。
動けないほど痛いときに、まず気をつけたいこと
強い痛みがあるときに、まず注意したいのは、「どの程度の痛みなのか」「しっかりと問診ができる状態なのか」ということです。
問診が出来る状態であれば、どの姿勢が楽なのかを確認します。立っているほうが楽なのか、座っているほうが楽なのか、それとも横になっているほうが楽なのかなど、患者さんの痛みや身体の状態に合わせながら、確認していきます。
冷やす?温める?ぎっくり腰の状態に合わせた考え方
今回、ぎっくり腰について改めて考え直す中で、気づいたことがありました。
ぎっくり腰では、患部に熱感を伴う場合があります。
一方、冷房の効いた部屋や、大型の低温倉庫・冷凍倉庫などの低温環境でぎっくり腰を起こした場合には、患部が冷えていることもあります。
実際に、ぎっくり腰ではないものの、腰痛で来院された方の患部に熱感はなく、筋肉が緊張して硬くなっていたことがありました。
このように、患部が冷えている場合でも、筋肉が強く緊張し、腰に痛みが出ていることがあります。
では、ぎっくり腰を起こしたときは、冷やしたほうがよいのでしょうか。それとも、温めたほうがよいのでしょうか。
まず患部を触診し、痛みや筋肉の緊張、熱感などを確認します。明らかな熱感がある場合は、その場で患部を冷やします。
一方、患部が冷たく感じられ、筋肉の緊張が強い場合は温めます。
温める際には、患者さんに「どのように感じるか」を必ず確認します。「気持ちがよい」「少し楽になる」といった答えが返ってくれば、状態を確認しながら温めていきます。
しびれや発熱など、医療機関への受診を優先したい症状
ぎっくり腰で気をつけなければならないのは、急に腰が痛くなったからといって、すべてをぎっくり腰だと決めつけないことです。ぎっくり腰だと思って来院されても、症状を確認すると、ほかの傷病が疑われることがあります。
まず注意したいのが、神経症状の出方です。痛みに伴うしびれだけなのか、それとも触った感覚が分かりにくい、足に力が入りにくいといった症状まで出ているのかを確認します。
さらに、尿が出にくい、尿や便を我慢できないなどの排尿・排便障害が出ている場合には、一般的なぎっくり腰とは異なる傷病が考えられます。
このような症状があるときは、ぎっくり腰として施術を進めるのではなく、医療機関での検査を優先します。
次に気をつけたいのが、横になって安静にしていても、強い痛みが続く場合です。一般的なぎっくり腰では、寝返りや立ち上がりなど、身体を動かしたときに痛みが強くなり、楽な姿勢を取ると少し和らぐことがおおいです。
しかし、どのような姿勢を取っても痛みが変わらない、横になっていても強い痛みが続く、発熱や強い体調不良もあるといった場合には、一般的なぎっくり腰とは違う痛み方かもしれません。内臓や血管の病気、感染症など、筋肉や関節以外の傷病が隠れている可能性もあります。
神戸市灘区のまつだ鍼灸整骨院では、 大切なのは 「一般的なぎっくり腰の痛み方とは違う」と気づき、医療機関での検査を優先することです。夜間や症状が非常に強い場合には、救急外来の受診が必要になることもあります。
また、横になっていると痛みは少し和らぐものの、動こうとすると激しい痛みが出る場合にも注意が必要です。
特に、高齢者や女性の方は、背骨の圧迫骨折などが隠れている場合があります。
骨折が疑われる場合には、無理に身体を動かしたり、施術を行ったりしません。できる範囲で患部を固定し、整形外科を受診していただくよう強くお勧めします。
灘区でぎっくり腰をクセにしたくない方へ|再発予防の考え方
まずは、神戸市灘区にあるまつだ鍼灸整骨院で、現在起きているぎっくり腰の状態をしっかり確認し、
改善を目指して施術を進めていきます。
痛めた腰が改善に向かう中で、「なぜ、ぎっくり腰を起こしたのか」ということも考えていく必要があります。
ぎっくり腰を起こしたきっかけや背景が分かれば、今後の再発予防を考えるうえでの手がかりになります。
そのためには、その方の仕事内容や性格、日常生活の習慣など、さまざまな角度から考えることが大切です。一つの原因だけに絞るのではなく、身体の状態と生活の状況を総合的に考えることが、ぎっくり腰の再発予防につながると考えています。
痛む腰だけでなく、身体全体の動きを確認する理由
神戸市灘区にあるまつだ鍼灸整骨院では、ぎっくり腰になった患者さんの痛む腰だけを見るのではなく、身体全体の動きを確認します。特に注意して見るのが、背骨・骨盤・股関節の状態と動きです。
背骨の上には頭があり、背中には肩甲骨があります。肩甲骨は、肩関節の動きと関係しています。また、骨盤や股関節は、膝関節や足関節の動きともつながっています。そのため、背骨や首、肩、膝、足首などを実際に動かしてもらい、それぞれがどのように動いているかを確認します。
その動作の中で、無理をして動かしていないか、痛むところをかばうような動きがないかを見ていきます。
一見、正しく動いているように見えても、別の関節や身体の一部を余分に動かし、動きにくいところを補っていることがあります。
このような動きは、どこかに動きの悪い部分があり、それを不自然に補おうとして起こるものです。身体全体の動きを見渡し、こうした小さな変化を見落とさずに施術することが、腰に負担を集めている要因を見つけ、痛みの改善を目指すことにつながります。
日常生活で腰への負担を減らす姿勢と身体の使い方
神戸市灘区にあるまつだ鍼灸整骨院では、腰を痛めた患者さんに必ずお話しすることがあります。
それは、「おへその下にある丹田に力を入れましょう」ということです。
丹田を意識して力を入れると腹筋が働き、腹圧が高まります。
いわば、身体の内側に「天然のコルセット」をつけたように、腰を支えやすくなります。
理想は、身体を動かすときに、自然と丹田へ力が入ることです。
しかし、常に丹田へ力を入れ続けることは、なかなか難しいと思います。
そこで、丹田へ力を入れる3つのタイミングをお話しします。
1つ目は、動き始めです。身体を動かす直前から丹田へ力を入れ、その状態で動き始めます。
2つ目は、作業をしている間です。丹田へ力を入れて作業を始めたら、その作業が終わるまで、力を入れ続けることを意識します。
3つ目は、力を入れにくいと感じたときや、「痛くなりそう」と思ったときです。その瞬間に丹田へ力を入れることで腹筋が働き、腹圧が高まり、腰や痛みを感じた部分の動きを補助しやすくなります。また、痛みを感じたときに、すぐ丹田へ力を入れることを思い出す習慣も大切です。
丹田へ力を入れることを習慣にするのは、簡単ではありません。
しかし、毎日コツコツと続けることで、少しずつ身体の使い方が身についてきたと実感できると思います。
灘区のまつだ鍼灸整骨院が大切にする施術とアフターケア
神戸市灘区にあるまつだ鍼灸整骨院では、施術を行ううえで大切にしていることがあります。それは、一人ひとり身体の状態が違うため、それぞれの症状や身体に合わせて対応することです。
できるだけ気持ちよく施術を受けていただきたいという思いもあります。
しかし、やはり一番大切なのは、症状の改善を目指すことです。
確かに、痛いところをマッサージしてもらうと、気持ちよく感じることがあります。
しかし、その場では気持ちよくても、痛みの改善につながっていなければ、それだけでは十分とはいえません。
理想かもしれませんが、まつだ鍼灸整骨院で必要な施術を重ねる中で、気持ちよく施術を受けながら、身体が少しずつ良い方向へ変わっていることを感じていただく。そのような体験を、皆さんにしていただきたいと考えています。
また、痛みと向き合っている時間は、施術を行う私よりも患者さんのほうが長くなります。
そのため、施術が終わった後のアフターケアも大切です。
患者さんからは、「どのようなストレッチをすればよいですか?」とよく聞かれます。ただストレッチをすればよいということではありません。どの関節を動かすのか、どの筋肉をどのように伸ばすのかなど、その方の身体の状態に合った方法を、分かりやすくお伝えしていきます。