膝について ②歩行編
2025/03/07
膝について、今回は第2回目 『歩行』についてです。
普段歩いている時、膝に痛みがある時は膝を気にかけますが、
痛みが無ければ膝を気にすることはないと思われます。
では、意識せずに歩いている時の膝関節の動きはどうなっているでしょうか。
歩いている時、膝の役割は、足関節が地面から得た力を下腿(ふくらはぎ)を伝い、
その力を膝関節から太ももに伝え、その力をスムーズに股関節が動けるように伝えます。
左右の股関節が交互に動くことで歩くことが出来ます。
この時に、膝(大腿骨・下腿骨・膝蓋骨)や膝周りの筋肉・腱・靭帯に問題があると
痛みとして現れてスムーズに歩けなくなります。
また、歩く時に膝は上半身の体重を支えています。
この働きは、骨盤・股関節・足関節・足底で協力して行われます。
膝は、上半身の体重を支えながら地面や床からの力を股関節に伝えています。
そして、体を支える関節(荷重関節)としては、一番大きい関節です。
そのため大きな筋肉と靭帯で守られています。
それでも、外部からとても強い力が加わるとケガをおこし、
大きなケガになることもあります。(激しい運動中や交通事故など)
膝を痛める原因
⑴ケガ
転倒…つまづいたり、段差を踏み外したとき。
ぶつける…不意に。転倒したとき。
スポーツ…相手と接することが多い競技。急な動き。
使いすぎ…長時間の正座・あぐら・姿勢の悪い立ち方
⑵病気
関節リウマチ…自己免疫疾患。原因不明。早期発見が大事。
痛風…高尿酸血症による腎機能低下・障害。
暴飲暴食、激しい運動が一般的な原因とされているが、最近では遺伝性とも。
⑶生活習慣
肥満…体重増加による加重による圧迫
О脚…過度の股関節外転運動(サッカー)・歩行・内転筋の筋力低下
Ⅹ脚…座り方(正座から両足を外に出す)・歩行
上記の⑴の重度ではないケガや⑶の生活習慣からが原因のものは、
まつだ鍼灸整骨院で治療が可能です。
膝を痛めないために覚えてほしい歩き方
まず、おへそ(丹田)に力を入れながら歩く 歩幅は狭くなるが歩様が安定するので、
つまづいたり転倒することが少なくなります。
おへそ(丹田)に力を入れて歩くと、自然と胸を張る姿勢になり、視野が適度に広がります。
視野が広くなれば、つまづきも転倒も少なくなるでしょう。
逆に転倒に気を付けて下を向いて歩いていると、視野が狭くなり目に集中しすぎて、
体の要となる体幹に力が入っていないため安定感が悪いので、
とっさの動きが取れずにつまづき転倒しやすくなります。
さらに、真っ直ぐな1本の線をイメージして、その上を歩くように足を出すと
上半身の体重が膝蓋骨(膝のお皿)の中心にくるので、軟骨にも負担がかからない歩き方になります。
すぐに身に付けるのは難しいでしょうが、日頃から意識して歩いてください。
膝に痛みを抱えている方は、ぜひ一度試してください。
痛みに変化が起きれてくれば、痛みが改善していくでしょう。
歩く姿勢が良くなれば、全身の姿勢も自然と良くなります。
一緒に健康で楽しい毎日を送りましょう!
ご質問等ございましたら、お気軽にまつだ鍼灸整骨院までお問い合わせください。
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まつだ鍼灸整骨院
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電話番号 : 078-862-8345
神戸で腰痛の緩和を目指す整体
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